Hanai goes on stalking(花井・茶道部) |
- 日時: 2005/11/25 23:40
- 名前: スズ−キ
- ある日の茶道部室
ここは高野晶が率いる茶道部の部室 いつもと変わらぬ活動をしていましたが・・・
「あれ?八雲、ドアの方見てるけど何かあるの?」 「う、うん・・・」
今日の八雲は自分に好意を寄せてる人の心が見える日でドアから「好きだ!」という思考が飛び出ていた この思考の持ち主は言うまでもなく・・・
ガラッ
「八雲君はいるかな!?」
そう、八雲バカ一代の花井である
「何か用、花井君?」 「何か用ではない、高野!今日こそ八雲君がいれたお茶を飲ませてもらうぞ!」 「私がいれてあげ「その手には乗らん!」」 「何回も同じ手が通用すると思っているのか!?」 「さすがにもう無理か・・・」 「高野先輩どうします?」 「うーん、そうねあの手でいきましょ」 「何をしているんだ?早く八雲君がいれたお茶を飲ませてくれ」 「花井くん、まさか何の苦労もせずに八雲のいれたお茶を飲もうとしているのかしら?八雲のいれるお茶の価値は花井くんにとってそんなものかしら?」 「ぐっ、それは聞き捨てならないな、ならばどうしろというのだ?」 「八雲のお茶が飲みたかったら私が今から出す試練をクリアしてもらうわ」 「可能なことなんだろうな、高野?」 「ええ、可能よ」 「クリアしたら八雲君がいれたお茶を飲めるんだな?」 「いい?八雲?」 「は、はい・・・」 「ハーッハッハッハ、墓穴を掘ったな高野、そんなもの愛の力で乗り越えてみせる」
ただし一方的な愛
「それじゃあ、花井君には、播磨君と対決してもらうわ、それで勝ったほうが八雲のいれたお茶が飲めるってことでどう?」 「播磨か、いいだろうやつとは決着をつけなければならないしな」 「サラと八雲、播磨君を呼んできて教室で寝てるから」 「はい」 「わかりました・・・」
数分後・・・
「人の寝てるところ起こさせて一体何の用だ、高野?」 「すいません、播磨さん」 「いや、妹さんは悪くねぇ」 「しばらくの間ちょっと花井いじめ、もとい対決に付き合ってもらうわ」 「あ?面倒臭そうだから帰るぜ」 「それじゃあ、この勝負は無かったことに・・・」 「播磨、逃げるのか?」 「何だと、メガネ?」 「男と男の勝負を逃げるのか播磨!?」 「へっ、そう言われちゃ帰るわけにはいかなくなったぜ、いいだろう受けて立つぜ」 「それで高野、対決とは何だ?」 「ずばり、クイズよ」 「クイズだと?」 「ハーッハッハッハ、勝負あったな播磨!」 「もうちょっと公平な試合内容にしてくれ」 「大丈夫よ、これは頭使うクイズじゃないから」 「ならいいが」 「じゃあ、男と男の勝負と言うことで潔くこの1問だけ、いいわね?」 「いいぜ」 「いいだろう、さあ問題を出してくれ」 「問題!」
部室がしんとなる
「八雲のメールアドレスは!?」 「む、難問だな」 「解ったら私に耳打ちして」 「へっ、簡単だぜ」 「な!?播磨!?」 「妹さんのアドレスは〜〜〜〜だろ」 「播磨君、10ポイーント」 「よし、俺の勝ちだ!メガネ」
播磨に話し掛けられても反応が無い、ただの屍のようだ・・・ 播磨に負けたショックということよりも自分が知らなかった八雲のメールアドレスを播磨が知っていたことにショックを受けたようだ
「あと、もう一いじめするか・・・じゃあ、勝者の播磨君には八雲の入れたお茶を飲んでもらうわ」 「な!?」
花井に止めが刺された
その後、花井は八雲が入れたお茶を飲んでる播磨を外から羨ましそうに眺めているのでした
あとがき? 久しぶりに書いて見ました、思いつきなので穴などあったらご指摘などしていただければ幸いです
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